社会起業家の具体的な事例

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社会起業家

「社会起業家」という考え方

 

そもそも「社会起業家」の発祥はバングラデシュの銀行家、

ムハマド・ユヌス氏の活動から始まったようです。

 

バングラデシュというと、多くの人が貧困な国というイメージを

もっているかもしれませんね。

 

実際に農村地区では、学校に行けず、文字の読み書きのできない人たちが

かなりいるそうです。


そんなバングラデシュの中産階級・・・・・・宝石商の家庭にムハマド・ユヌス氏

は生まれました。

 

彼は地元の大学で学んだ後、フルブライトの奨学金を得てアメリカに留学。

本場の経済学を学びます。

 

そして帰国するや、母校の大学教授となり経済学部長に抜擢されたのです。

いわば、エリート街道まっしぐらなタイプですね。

 

ところが帰国してから2年後、そんなエリート青年の人生を一変する

大飢饉が起こります。

 

1974年8月。バングラデシュは大洪水に見舞われ、食料不足で5万人以上

の餓死者が出ました。


大学の外ではバタバタと人が死んでゆく。

 

自分には何もできない・・・・・我が身の非力さ、経済学の無力さを感じました。

でも、ユヌス氏は、自分にも出来ることをしよう。

 

と思い直し、大学の近くで調査を始めます。


農村地区の女性たち42人に話を聞いた彼は、衝撃を受けました。

彼女たちはなんと、たった1ドルのために苦しんでいたというのです。

 

カゴなどの竹細工を作って売ることで生計を立てている彼女たちは、その材料を

買う1ドルがないために貧困から抜け出せないのです。


彼女たち42人が必要としていたお金は、合計でわずか27ドルの現金でした。

そこで彼は、返済期限を決めずに「少しずつ返してくれればいいよ」と、

ポケット・マネーから彼女たちに27ドルを貸しました。

 

 

担保も何もありませんでしたが、しばらくすると全額返済されました。

戻ってきたお金で再び。

 

彼はいくつもの村で同様の貸し出しをしましたが、ただの一度も貸し倒れ

はなかったといいます。


ちょっと感動するほど正直な人々ですね。

 

その経験がもとになって彼は「弱者のための銀行を作ろう」と、

大学教授の職を辞し1983年、グラミン銀行を立ち上げたのです。

そんなに昔の話じゃありません。


ムハマド・ユヌス氏は「貧困なき世界を目指す銀行家」とい

われています。

 

お金持ちは大きな担保で多額のお金を借り、ますます豊かになる。

融資を受けられない人は永遠に貧しいまま、というのは不平等です。

 

 

そこでグラミン銀行は土地や資産を持たない人にだけ融資する、という

既存の銀行とは全く反対の発想をしました。

マイクロ・クレジットというシステムを開発したのです。

マイクロ・クレジットとは、少額無担保融資のことです。

 

工芸や畜産、農産物の加エ、小売業など小さな事業を興すために必要な

資金を、数ドル、数十ドル単位で貸し出すのです。


しかも、マイクロ・クレジットには高い利子も担保も必要ありません。

ただし、同じ性別の人が5人1組となって連帯責任を負うことを条件に

お金を貸し出し、それを元手に自立を促します。

 

それぞれが辛がける仕事について計画を立て仲間同士でチェックし合う。

お互いの性格をよく知っている仲間なので、有効なアドバイスをし

合えるというわけです。

 

それまで担保を持たない貧しい人たちは、銀行からは貸してもらえず、

高利貸しからお金を借り、稼いだお金は全部利子に取られ、またお金を借りる

という悪循環を繰り返していました。


そういう社会の矛盾に彼は挑戦したのです。

 

さらに「自分なんかが銀行へ行っても貸してくれるはずがない」

という借り主の不安を取り除くため、グラミン銀行では銀行員がわざわざ村へ

出向いて融資する方法を採用しました。

 

これは非常に人の心を打ち、グラミン銀行を大成功させた理由のひとつに

なっています。


イスラムの古い習慣が残るバングラデシュは男性優位の社会です。

 

であるにもかかわらず、ほとんどの融資は女性を対象にしているというのも

グラミン銀行の特徴といえるでしょう。

 

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それには理由があります。


《女性は子供の栄養状態を向上させ、教育を施し、将来の展望を持っで向上心
が強い。返済に対する意識も男性よりしっかりしていて、約束を守る》

だからムハマド・ユヌス氏は女性の力に懸け、彼女たちに融資を続けて

きました。

 

結果、グラミン銀行から融資を受ける95%が女性。

返済率は驚異的な99%だそうです。

 

これは起優良金融機関といえるのではないでしょうか。

 

借りたお金を返済することで、彼女たちには自尊心が芽生え、やればできる

という意欲と貧しい生活から抜け出そうという希望に満ちあふれているそうです。


貧困層に無担保融資を続けてきたグラミン銀行と、同銀行を設立した

ムハマド・ユヌス氏には2006年、ノーベル平和賞が贈られました。

 

お金儲けが成功する最高の近道は、困っている人が助かるシステムや、多く

の人があなたの仕事で笑顔になり、希望が持てる状況を作り出すことです。


そこには経営ノウハウを超えた、人から支持される、応援してもらえる

ビジネスを生み出すセンスが要求されます。

 

単なるお金儲けじゃない。

 

本当の仕事とは、こういうものではないですか?

 

ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家
出展書籍より「ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家」

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