超高度情報化社会の流通はネットワークビジネス抜きには
考えられないでしょう。
あなたは、どう思われますか?
２１世紀が高度な情報化社会になることは、いまでは誰一人として
否定する人はいないと思います。
ですが、具体的にどんな社会を指すのかをイメージできない人が多い
のでわないかと思います。
私はそれを次のように考えています。
これからの社会は個人の自由度がより広がりを見せると思います。
国家権力や大企業に代表されるピラミッド型の社会構造が時代とともに
どんどんフラットになって、個人はより自由に自分の生き方を選び
選択できるようになります。
なぜかといえば情報革命によって、これまで国家や大企業などピラミッド型
組織の頂点に独占されていた情報が、個人対個人の一般市民レベルのやり
とりに徐々にですが変わってきています。
もう国家や大企業などからの情報をいただかなくても、世界中の市民が自分
たちのレベルで情報を交換し、そこから新たな価値を創造することができる
時代が聞いています。
その意味で国家や企業の存在はどんどん小さくなるのです。
だから権力や地位や名誉を手に入れようと、既存のピラミッド構造の頂点を
目指すこともたいした意味がなくなります。
これからそういう立場に立つのは奉仕型の人たちが行うようになります。
流通形態も必然的に変わってきます。
いままではつくった側の人間が、自分たちの都合で商品を売りまくってきました。
そのために派手な広告宣伝も行なわれたし、流通に携わる組織も生産者の
都合に合わせていたのです。
「消費者は神様です」といわれはしたものの、主導権は決して消費者の
側にはなかったのです。
これからは一人ひとりの個人が、自分のほしいものを個人レベルで求め、
人に勧めたいものを個人レベルで紹介して行けるようになります。
ダメなものはダメと伝える。
高度情報化によって、そうしたことがいとも簡単に可能な社会になります。
そうなると、上からの命令や指示は限りなく少なくなるので、ある意味で
きわめて無秩序な社会構造ができます。
そこで次のようなことが起きてくることになります。
それは、ある商取引の過程で、日本、アルゼンチン、ベトナム三国を
巻き込んだトラブルが発生したとします。
その場合にどこの国の法律で処理すればよいか、という問題が発生します。
それぞれの国の当事者は、当然自国の法律適用を主張するけれど、
どの国の誰も譲らないので収まりがつかないということになります。
その為それぞれの国が苦い経験をすることになるのです。
そのような苦い事態を経験した国や個人は、次はどうするでしょうか。
もっともよい方法は法的な解決ではなく、そういう問題を生じさせない
信頼のできる相手、個人と最初から組むことではないか、と私はそう思います。
つまり「信頼・信用」ということが最大のテーマになってくるのです。
真に信頼・信用できる相手と取引をしていれば、何のトラブルも起きないでしょう。
そういうことがわかってくると、信頼・信用できる者同士の「連帯」が生まれてきますので
やがて彼らは必然として一つの組織を構築します。
その組織のなかではお互いが信頼と信用を寄せているからむだな競争は一切おきません。
お互いが安心して情報を交換し合い、モノを交換するようになります。
これが２１世紀の流通に関する一つのイメージです。
こういう社会が出現した場合、既存の流通経路はどうなるでしょうか？
人々はもはや偽りの多いい派手で甘い広告宣伝に耳を貸しません。
高い流通マージンをのっけている既存の流通業者からモノを買おうとしなくなります。
そこから買わなくても、自分たちのほしいものは、世界中のどこから
でも手に入れることができるからです。
あなたの知らない所で時代は、必然的に流通変革を起こしていることにお気ずきですか?
コメント