ネットワークビジネスの隆盛期

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停滞

やっと隆盛期を迎えた80年代

 

現在ネットワークビジネス企業として正しく活動している大手企業

の多くは、1970年代の後半から80年代初頭にかけて登場しています。


そのいくつかをあげれば日本シャクリーシャルレ(75年開業、以下同)、

日本アムウェイ(79年)、FLPジャパン、ノエビア(80年)

などの企業が有名です。

 


会社によって仕組みの違いはあるものの、どこもネットワークビジネス

の基本構造を持ち合法的な有限連鎖ビジネスとして成長してきました。

 

 

なかでも現在のナンバーワンの地位を保つ日本アムウェイの成長

は驚異的であります。

 

 

日本アムウェイは、上陸2年後の81年に売上高6億円を記録すると、翌82年度20億円と

一挙に三倍増を記録、83年度63億円、84年度134億円、85年度226億円と

わずか5年で45倍強の躍進を遂げた。

売り上げアップ

業界全体が活況を呈し、80年代後半になると、ネットワークビジネス

企業のなかから株式上場する会社が続々出現しました。

 

最初に上場したのは日本シャクリーで86年、翌87年には

エイボン・プロダクツが、88年ノエビアと続き、91年にはこの業界の

ナンバーワン企業日本アムウェイも上場しました。

 

 

不幸な形で登場せざるを得なかったネットワークビジネスも、

ようやくその存在が正しく理解される時代になったのです。

 

当然、産業界からも注目され、多くの企業がこのビジネスシステム

の研究を始めたようです。

 

 

なかでも熱心だったのが流通大手です。

 

おそらくほとんどの流通大手がネットワークビジネスの導入を検討

したと思われるが、ジャスコとダイエーは別会社として

エックスワンを設立して実際にこの業界に参入しています。

 

また、日本の大手製造業と資本提携、研究提携した企業もあります。

中小企業でもネットワークビジネスの仕組みを導入して商品の

売上げを伸ばすところも現われました。

 


この時期、ネットワークビジネスの本質を見抜いた経営者の多くが、

このビジネス手法の導入に魅力を感じたのは当然です。

だが、隆盛の時期は長くは続きませんでした。

 

 

理由は70年代に法的規制で消滅したはずのピラミッド商法や

ネズミ講、SF商法などの関係者が、ネットワークビジネスの隆盛を

目の当たりにして再び活動を開始したからです。

 

また「出る杭は打たれる」のたとえもありますが

 

ネットワークビジネスに参加した者のなかからも苦情が出る

ようになりました。

 

 

これらの苦情のなかには自己責任を棚に上げた「いわれのない中傷」

も少なくなかったが、逆にネットワークビジネスのなかにも悪質商法

といわれても仕方がないビジネス手法をとる参加者もいました。

 

他の一般業界でも悪質なビジネスを行なう人間は存在します。

 

しかし、その苦情が消費者センターなどに持ち込まれても、当事者

が批判、糾弾されるだけで、業界全体に及ぶことは少ないです。

 

だがネットワークビジネスの苦情が持ち込まれると、マスコミきで

増幅されやすく、業界全体が大きく影響を受けるという特徴が見られます。

 

そうした影響は1980年代の後半から見られるようになりました。

その原因の一つに訪販法(当時)の問題があったようです。

 

 

1976年に成立、施行された同法では規制の対象となる連鎖販売取引が

「再販売のみ」と規定されていました。

 


再販売とは販売者がいったん仕入れてから顧客に販売する方法です。

仕入れて売れなければ在庫負担が大きくなります。

 

 

初期のころ、売れないのに必要以上の在庫を持たされることが大きな

社会問題になったので「再販売契約」を連鎖販売取引の要件としました。

悪質業者はここに目をつけたのです。

 

 

つまり、委託販売方式をとり再販売契約をしなかったのです。

 

 

委託販売だと訪販法の適用外となり、同法の網の目をくぐれるのです。

 

 

この方法で悪質業者が増幅するようになったため、1988年には

訪販法の改正が行なわれ、委託販売であっても連鎖販売取引と見

なされるようになりました。

 


この新しい綱かけで摘発を受ける会社が急激に増えました。

当然、マスコミに記事が載る回数も増え、ネットワークビジネス

の人気は下落して行きました。

 

ネットワークビジネスは消費者が販売員になるという特殊な形態

をとっているため、伸びるときも早いが落ちるのもまた早いです。

 

NEXT 停滞、そして再び隆盛期を迎える

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